サカエリアル

新卒で栄村地域おこし協力隊となった自分が協力隊の日常、田舎・雪国暮らしのリアルを書いていきます。

【栄村】田舎暮らしとお茶のみの話【地方移住】

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こんにちは!

 

栄村地域おこし協力隊のしんぺー(@shinpei_sakae)です!

 

僕は長野県の栄村に移住してきてから今まで、本当に色々な村の営みを体験してきました。

 

そのなかでも一番印象的なのは、“お茶のみ”という営み(文化)です。

 

どのような営みかっていわれても、本当に文字通りの意味で

 

 

人を家に呼んで、一緒にお茶しながら話をする

 

 

だけものです。

 

まぁ友達どうしなら分かります。

 

でもここの人たちは知り合って数日、

なんなら数時間で簡単に家に招いてなにかしらふるまってくれるのです。

 

これって都会ならありえないですよね。

 

自分の生まれは盛岡市郊外のちょい田舎。

 

東京とかの都会に比べれば人と人との距離は近い方。

でもそんな文化はなかったと思います。

 

他の協力隊の人の話を聞く限り、栄村だけの文化ではないみたい。

 

まぁ一見なんも見どころのない文化かもしれませんが、

これが村にとって、とても重要な役割を果たしていると感じるのです。

 

僕は一応これを地域おこし協力隊の仕事の一つとしてやっているので、

たくさんの人に誘ってもらって感じたことを記していこうと思います。

 

 

 

www.sakarea.work

 

 

 

 

 

お茶のみという文化の良さ

 

 

高齢者の楽しみになっている

 

まぁこれは言わずもがなですかね。

 

栄村のばあちゃん達はお話し好きが多い気がする。

 

“この間どこに行ってきた”だの、“孫が結婚した”だの

 

本当にいろんな話をしてくれます。

 

そういう風にただお話をするのを楽しんでいる。

 

あと最近感じたのが、自分たちが作った料理をふるまうのも好きなのかなと。

 

僕が家訪ねた時、よく漬物とかを出してくれます。

 

最初のほうは遠慮してたんですが、今は全部食べる勢いですね。笑

 

だって俺がおいしそうに食べてるとすごく嬉しそうにするし、

作り方とかいろいろ教えてくれますし。

 

車の運転はできず、公共交通機関もそんなに近くにない。

 

気軽には外に出られないじいちゃんばあちゃん達にとって、

お話して、自分の料理をふるまうことが楽しみの一つであると強く感じています。

 

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この日は採れたてのスイカをごちそうしてくれました

 

 

 

高齢者同士で安否の確認ができている

 

高齢者についていま日本で問題になっていることはいっぱいあると思います。

 

孤独死の問題や親族による年金の不正受給などなど。

 

多くの事柄が核家族家庭が多く、他人に無関心な都会で起こることです。

 

栄村ではお茶のみのおかげで、そのような事態にはならないのではないのかなと。

 

ここの人たちはほとんど毎日お茶のみやっていて、互いの家を交互に行き来していている。

 

インターホンを押さずに家に入るし、約束などもしていません。

 

なので異常があったらどこかで必ず気づくし、

高齢者が孤立することは決してない。

 

こんな何気ない日常の営みが、

悲劇を生み出すことを防いでくれているのではないかと彼らを見ていると感じるのです。

 

 

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写真のばあちゃん達はほとんど毎日お茶のみしています

 

移住者や村外の人間との自然なコミュニケーションの場となっている

 

もし都会から栄村に移住してきた人がいたとして、

その人はどのようにして地元の人とコミュニケーションをとるのでしょうか。

 

例えば最初に家を訪ねて挨拶をしたとして、そのあとはなかなか難しいのではないでしょうか?

 

突然飲み会に誘うのはハードルが高いと思うし、

外で立ち話をしたとしてもそこまで深い話はできないと思います。

 

 

お茶のみはその二つの間くらい。

 

 

ちょうどいい距離感で自然にコミュニケーションがとれる良い文化だと思います。

 

30分でも2時間でもいい。

いつでも帰れる気軽に話せる場というところがお茶のみの良さ。

 

 

 

移住者にとっては情報収集の場にもなりえる

 

人と話すので当然ですが、その土地のことがよく知れます。

 

あの人はどんな仕事をしているだとか、病院はどこに行けばいいとか。

 

“誰かを紹介してほしい”、“何かを教えてほしい”といえば積極的に協力してくれます。

 

栄村のようなド田舎では、ネット得られる情報は本当に少ない。

 

地域おこし協力隊としても、

村の変遷が知ることができたり、人物像がわかってきたり様々な情報を得ることができるのです。

 

お茶のみは移住者にとっても良い場となっているのです

 

 

移住者の方にはぜひお茶のみに行ってみてほしい

 

もしこのブログを見てくれている人の中に移住者、もしくは移住検討中の人がいるのならば、

お茶のみに誘われたらぜひ行ってみて欲しいと思っています。

 

正直最初はためらうと思います。

 

僕もそうでした。

 

でも行くことによって色々なことが知れるし、良いと感じることもあるでしょう。

 

なにより都会にはないこの文化触れることが楽しいです。

 

よく人との距離感が近すぎることが田舎暮らしの悪いことであるといわれます。

 

しかし、お茶のみを通してしっかりコミュニケーションをとり、

信頼関係を築いたあとはどうでしょうか?

 

距離感の問題は田舎暮らしの悪いところではなく醍醐味に変わることもあるんじゃないかなと、

じいちゃんばあちゃん達とお話をしているといつも感じるのです。

 

 

 

以上、長野県栄村に移住してきてまだ4か月の自分が田舎暮らしとお茶のみについて書かせていただきました。

 

これから考えも変わるかもしれませんが、なにかの参考になれば幸いです。

 

 

それでは!