サカエリアル

新卒で栄村地域おこし協力隊となった自分が協力隊の日常、田舎・雪国暮らしのリアルを書いていきます。

台風19号から学んだ消防団の必要性

 

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こんにちは

 

長野県栄村移住して6か月目のしんぺー(@shinpei_sakae)です!

 

2019年10月12日の台風19号の被害は甚大でした

 

千曲川は氾濫し、

栄村でも一部の家屋が浸水

 

幸い死者は出なかったものの、

本当に多くの損害が発生しました

 

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台風の翌朝、田んぼや畑も水の下に

 

僕も栄村民として復旧支援を行いましたが、

その時に感じたのは、

 

 

災害時の消防団の必要性です

 

 

ネットで少し調べると

よくない噂が大量に出てくる地方の消防団

 

しかしながら、その働きはとても大きく

なくてはならないものだと感じました

 

 

 

↓は過去に一度も出動したことがなかった自分が書いた記事です 

www.sakarea.work

 

 

 

今回は自分の経験もふまえ、

その理由を書いていきたいと思います

 

 

 

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消防団が必要な理由

 

災害時の指揮系統が明確

 

消防団は市町村長からの命令を受け、

消防団長→分団長→班長→団員というような

指揮系統をもっています

 

なにかあったときは誰に連絡がいき

どのように出動するかが事前に決まっています

 

これにより担当地区の分団、班が迅速に対応することができるのです

 

もしこのような体制がなく、

曖昧な災害対応になっていたならば

緊急時に支援に駆け付ける人はほとんどいないことでしょう

 

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千曲川氾濫の数時間前、近くの大巻川の水位が上がったため出動

 

 

各人が災害時に必要な装備をもっている

 

雨具、ヘルメット、鉄板入り長靴、ヘッドライトなど

災害時に必要であろう装備が各消防団員に支給されています

 

長靴や雨具なら分かりますが、

ヘルメットやヘッドライトといった普段使わないものを

持っている人は多くないと思います

 

しかし、各人がこのような装備を持っていることにより

緊急時の出動はもちろんのこと、ボランティア災害支援の際などでも、

活動の幅を広くすることができ、

ケガといった二次被害を防止することもできるでしょう

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レスキューストックヤードHP(http://rsy-nagoya.com/volunteer/volknowledge.html)から引用。ほとんどの装備が消防団で支給されている

 

 

ポンプによる放水は水害時でも役に立つ

 

消防団は数か月に一度訓練をします

 

訓練の内容は主にポンプによる放水の確認

 

基本的には消火を目的としていますが、

今回の水害では2つの面で訓練が役に立ちました

 

まず一つ目は、堤防を超え

住宅地側に溜まってしまった水を抜く際

 

本来なら水門を開き、溜まった水を川側に戻すのですが

あまりの水量のため開門して水を抜くことは逆に危険になる

そのための対応としてポンプで少しずつ水を抜くという手段に

 

非常に地道ですが、大事な作業です

 

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小型ポンプで水を抜く

 

二つ目は地面に残ったゴミや藁を流す際

 

一度川の水が入り込んでしまった場所は、

水が引いたあとには大量の泥、ゴミが残ります

 

さらに今回は稲刈りのすぐ後だったので

刈り取った藁の残骸も残っていました

 

一つ一つ拾ったり、掻き出すこともできますが

一番効率的なのは、放水することでそれらを畑や空き地に流してしまうこと

もちろんゴミは拾いますが…

 

 

これも事前に訓練をし、

ポンプと給水栓の使い方を知っておかなければできません

 

このように、普段の消防団の訓練が

水害時でも役に立ち、

消防団の必要性を改めて感じさせることになりました

 

 

職場からの理解が得やすい

 

被害を受けた家屋の掃除、ごみの仕分け、泥の掻き出しなどは、

多くの消防団員が平日に出動し行いました

 

災害の直後とはいえ、もちろん皆さん仕事があります

そのような場合でも、

 

“消防団の出動要請がある”

 

という理由があるからその日だけでも仕事を抜け

災害支援ができるのだと思います

 

少なくとも栄村では、

消防団員としての活動には理解があるように感じます

 

もしこのような名目がなく、

ただ“ボランティアに行く”という理由だけでは

職場からの理解があまり得られないのではないでしょうか

 

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浸水した家屋の片づけを支援する様子。

 

 

災害時の心構えが違ってくる

 

台風19号が上陸する前日、村の人から

 

“明日は出動するかもしれないから準備したほうがいい”

 

と連絡を受けました

 

その言葉のおかげで、

当日は迅速に動くことができましたし、

停電が起きてもあわてずに対応することができました

 

なにかが起きた時動くのは自分だ

という心構えができ、

災害を他人事ではなく、

自分事ととらえることができました

 

このような意識があるだけで本当に変わってくると思います

 

 

自分の町は自分で守る

 

結局消防団がいることの意義とは、

 

自分の町は自分で守る

 

ということに尽きます

 

なにかがあったときすぐに警察や消防署、自衛隊に頼るのではなく

まずは自分たちでできることをする

 

このような意識がなければいけません

 

もちろんプロではないので、

やれることは限られてきます

 

ですが迅速に対応ができ、

人数も多い消防団は必ず役に立ちます

 

今回の台風19号の被害は、

それをはっきり感じさせるものでした

 

消防団を廃止しろという声もあります

もちろん改善すべきところ、時代に合わせなければいけない箇所はあるでしょう

ですが考えなしに廃止しても、最終的に自分たちの首を絞めることになります

 

 

何度も言いますが、

自分の町は自分で守らなければいけません

 

消防団はそのような営み、意識を組織化したものであり、

今後も必要であると感じました

 

 

 

 

ということで自分が考えた消防団の必要性でした

 

皆さんはどう思ったでしょうか?

 

今後も自分が栄村に移住して感じたこと、考えたことを書いていきますので、

どうかよろしくお願いします!!

 

移住相談なども受け付けていますので、

ぜひお問い合わせフォームからどうぞ!